2015年5月15日金曜日

週刊「猫並日記」2015 (3.30〜4.5)

2015年3月30日(月)
E天気。定冠詞”The"を付けた春のレレ日和。桜も一気に満開に向かうことでありましょう。木曜日、そして日曜日とレレ教室。教室に使用している学習センターの部屋の窓から見える桜の花を愛でながら、練習課題にした「さくら さくら」を生徒さんたちみんなで演奏した。「和の響き」を出すため、マイナー6thや9thを使って、コードを付けたので、初級レベルの生徒さんたちにはちょっと難しかったようだが、雰囲気はばっちり。あでやかに咲く桜のはかない一面も表されていて、あの曲は日本が世界に誇るべき名曲だなと思った(昔はそんなことちっとも思わなかったけど)▶ところで、ぼくは生徒さんたちからいろいろなものをいただく。お菓子とか食べ物が多いけど。ちょっと弦交換をしてあげたお礼にとか、ちょっとウクレレに関する情報を教えてあげたお礼にとか、特に何でもないのに「これ、作ったから食べて」とか。ありがたい。水曜日には和菓子、チョコレート菓子、昨日も小田原の「揚げかま」とかをいただいた。ありがたいそういう生徒さんの中で、ほぼ毎回の教室で、お菓子や食べ物をくださる生徒さんがいた。ぼくよりちょっと年配のSさんというおばさま。で、いただくものは銘店の包装紙に包まれたようなものではなく、自宅で作ったおにぎりとか、おはぎとか、豚肉の角煮とか、コストコとかで売ってるようなでかい缶入りのチョコレートとか(いただくものはいつもけっこう量が多い)で、こじゃれたものはあまりなかった。それも、教室が終わって、ぼくが自転車にまたがって帰ろうとするところに、小走りでやってきて、「先生、これ食べる?」とちょっとぶっきらぼうな感じで渡してくださるのだ。そして、お礼を言おうとすると「いいの、いいの」と照れた感じで足早に去っていく感じ▶Sさんは、学習センターで教室を開講してほどない一昨年夏前ごろに加入してきた生徒さんで、フラダンスを長くやっていたというハワイ好きだが、ウクレレはビギナーとして教室に入ってきた。ハワイで買ったというカマカ・ソプラノをお持ちで、せっかく良いウクレレを買ったから、ものにしたいというのが教室に入ってきた動機だった。でも、なかなか上達に至らず、昨年の5月に「体調を少し崩したので、しばらくお休みさせて」ということになった。だからSさんが教室に通ってきてくれたのはおよそ1年間足らずの期間▶ウクレレという楽器はみかけによらず、弾きこなすのは案外難しい楽器(ほとんどのビギナーさんたちがそう思うみたい)で、挫折して辞めていく生徒さんたちもけっこう多くいるんだね(ぼくの教え方が良くないせいもあるけど、ぼくはそれが残念で、もっとていねいにゆっくり教えようと日々、教え方の改善には留意しているつもり)。Sさんも体調が回復してもなかなか教室に復帰できないのは、ウクレレ、あきらめちゃったかな、残念だな、と思ってた▶そのSさんが今月お亡くなりになったことを、Sさんのお知り合いの生徒さんから聞いた。癌を患っていたそうだ。まだ70才ちょっと。お葬式に参列したその生徒さんから聞いたところによると、祭壇にぼくがペグ交換をしてあげたカマカが飾られていたそうだ▶最初のころ、Sさんから「チューニングがうまくできない」という相談を受けたことがある。カマカはペグはあまり良くなくて、チューニングし辛いんだね(今のカマカはギアペグになったけど)。で、新しいペグ(ゴトー製)を買ってもらって、ペグの交換をしてあげたんだ。取り付け手間賃として現金をくださろうとしたので、それは固辞し、「その代わり、ぼくの教室に今後10年は通ってください」と冗談を言ったら、「これから10年も生きてられないわ」と返されたので、あれ? と思ったことを覚えている。その後くらいから、毎回の教▶でなにかしら、ぼくにプレゼントをしてくれようになったんだ▶朴訥な感じで飾らない性格の良い人だった。Sさんをもっとお上手にしてあげられなかったことが心残り、哀しいです。合掌。金曜日はメンチカツ、しいたけの天ぷら、モヤシと水菜のサラダ、ワカメと豆腐の味噌汁、大学イモ、土曜日は焼きうどん、昨夜はマグロぶつ切り、ジャガイモと玉葱の甘辛煮、だて巻き、大根なます、ネギとワカメの味噌汁、いただいた小田原揚げかま。

写真は近隣遊歩道のほころび始めた桜の木の下で、ひっそりと地面に咲いていたサクラに似たニワウメ。Sさんが偲ばれるように思った。

2015年4月1日(水)
iPadを手に入れて以来、便利な道具を手に入れたサルのようにモニター画面をなで回している。色々と面白いアプリはあるが、グーグルの音声認識による検索機能、認識精度もけっこう高く、なかなかのもの。書き物などしていて、フリーハンドで検索できるのがいいね。ただ、周囲に人がいるときには検索がはばかれるジャンル(ま、エロ系ですけど)について、音声検索をするのはちょっとあれだけど(秘書がそばにいないのを確認してiPadさんに「おっぱい画像」と語りかけたら、まあ、出るわ出るわ、各種色とりどりのおっぱいが)▶で、思いついたんだ、昨日の深夜。もしかしたら、ある言葉(特に自分に親和性のある言葉)を強烈に念じてテレパシーで送ったら認識できるんじゃないかと。これこそ、究極の検索方法ではないかと。やってみました。とりあえず、ぼくにとってとても親和性の高い言葉「ウクレレ」をマイクアイコンを目の前に心の中で一心不乱に唱えてみた。ウクレレ、ウクレレ、ウクレレ、ウクレレ、ウクレレ、ウクレレ、ウクレレ、ウクレレ、ウクレレ、ウクレレ。ウクレレにまつわる思いつくあらゆるイメージも心に浮かべながらね。ウクレレ、ウクレレ、ウクレレ、ウクレレ、ウクレレ、ウクレレ、ウクレレ、ウクレレ、ウクレレ、ウクレレ。念仏のようにね▶小一時間も続けてたら、急に画面が切り替わり、なんとウクレレの関連サイトが出てきたんだ。ホントなんだ。なんかできるんじゃないかと妙な確信があったのだけど、さすがに目を疑ったね。すごい発見だと心臓がドキドキした。これを発表したら、スタップ細胞並みのセンセーションになるなあ、どうしよう、テレビ出演依頼もくるなあ、どうしよう、とか思って昨夜はほとんど眠れなかった▶はい、ここまで読んでくれた方(おわかりでしょうが)、いわゆるひとつの4月馬鹿であります。てなことで、4月となった。あれよあれよだ。今月は来週あたりから忙しくなりそう。あれや、これや、ちゃんちゃんとやっていかねば。月曜日は豆腐とキノコのチャンプルー、水菜。キャベツ、キュウリ、モヤシ、ハムのサラダ、薩摩揚げ、オクラの胡麻和え、昨夜は、鶏の唐揚げ、ほうれん草のお浸し、ほうれん草の味噌汁、玉子かけごはん

写真()は一昨日、久々のヒット・ザ・散歩ロードでの桜。

2015年4月2日(木)
<箸立に鉛筆一本花ぐもり>というのは母の句。ぼくは筆記用具として鉛筆が一番好き。で、部屋のいたるところに鉛筆が置いてあるのだが(はずだが)、使おうと思うと手元になく探すことが多い。見つけるとたいてい、二、三本まとまって置かれてある。使ったら使いっぱなしで(何でもそうなのだが)、元あったとことに戻さないから、いつも探すことになる(秘書からよく言われる、分かっている)。でも、この性分はなかなか直らない。最近、もう直らなくていいや、と思うようになった。カレーライス

写真(,)は近隣坂道道路脇の枝垂れ桜。三日ほど前撮影。

2015年4月4日(土)
<白湯のんで毒を消しましょ春の宵>というのは母の句。母が好む飲み物は少しだけ砂糖を入れた白湯。緑茶でも紅茶でも、ココア、コーヒーなどではなく、白湯。白湯がいいんだと。つましく、つつましくシンプルな飲み物、白湯。言葉の響きも清しく、柔らかい、さゆ、白湯。「毒消し効果」も高いのかもしれない。生きていれば心に毒が溜まる。コーヒーにも飽いたので、さっき白湯を飲んでみた。母を真似て少し砂糖を入れて。ほんのり甘いただの白湯の味。身体が少しきれいになる気がしないでもない。少しは毒は消えただろうか▶先月は兄がLAから帰ってきたので、兄が母を訪ねた。まずまず変わりはないようだ。安心した。木曜日はシュウマイ、キノコとほうれん草、豚肉の炒め物、卵焼き、めんたいこ/昨夜はチキンフリッター、水菜と人参のサラダ、豆腐とワカメの味噌汁、刺し身コンニャク/今夜はガーリックバター・チキン、コールスロー。ウチのメニューに鶏肉多し。

画像は散歩ロードの桜、今日現在。久々にCレンズで撮影。いろはにほへとちりぬるを。

2015年4月5日(日)
「きょう、ママンが死んだ。もしかすると、昨日かも知れないが、私にはわからない」というのはカミュの「異邦人」の出だしだけど、「きょう、プリンターが死んだ。もしかすると、昨日かも知れないが、私にはわからない」、正確に言うと「きょう(ではなく、二日前)、プリンターが死んだ(ことを確認した)。もしかすると、昨日(ではなく、前回インク切れの直後の三ヶ月ほど前)かも知れないが、私には(原因が)わからない」▶死んだのはE社のPM4000PXというA3ノビ、顔料インクの機種で、発売されて10年以上も経つ古い機種。発売時に購入し、10年来使用してきたものが壊れ、一昨年末にヤフオクで同機種中古(そこそこ美品)を購入、だから今回「死んだ」のは二代目。この二台目の二代目は、結局、あまり使用することもなく、そこそこ奇麗なお顔のまま、息を引き取った▶「死因」はインクカートリッジの認識不良。イエローが切れていたので、アマゾンで純正を購入、装着しても認識しなかった。インクカートリッジ側に問題があるのかも(でも、純正インクが認識されないのはプリンター側の問題じゃないかとも思ったが)と、アマゾンに返品交換を要求、で、交換された純正インクを再度装着しても認識はされない。プリンター側のインク認識センサーの不具合が原因のよう(E社サポセン担当者によれば)▶この機種はとっくに修理サポートを終了していて修理はできない(もっとも修理できたとしても、プリンターは修理するより買ったが安いブツの代表なので修理するという選択肢はハナからないが)。初代PM4000PXはけっこう長期間愛用したが、紙送りができなくなり、「臨終前」は印刷中、紙を「手動」(「手差し」ではなく、手を添えて送り込む感じ)で、送りつつ、なんとか印刷をしていたが、最終的にはギーギーガタガタと異音を発し、紙をまったく送れなくなるという凄絶な最期であった▶だから、初代については身体がガタガタになるまで懸命に働いてもらって(外観もぼろっちくなって)「看取った」わけだから、壊れても惜しむことはあまりなかったが、2代目については、つい最近まで元気だったのに突然死して、しかも「死因」がよくわからないという最期だったので、惜しまれる。しかも、初代同様、けっこうの数の遺児(交換インクのことね)を残しての突然死だったから、そのことを考えるとさらに惜しい気がする。E社サポセンのアドバイス、及びウェブに記載されている「インク認識不良」の際の手段はすべて試したが、蘇生は叶わなかった。返品購入したばかりの未使用純正イエローの遺児が特に哀れだ▶で、今週末までにA3サイズでプリンター出力をしないといけない作業がある。なので早速、A3ノビ、顔料インクタイプのプリンターをヤフオクで落札した(ちょうど良さげな出品があった)。PM4000PXはずっと名器だと言われていて、ぼくも印刷結果に満足はしていたし、今でもヤフオク等に整備品の中古を見つけることはできる(いまだに1万円前後)が、もうこの機種を追うのはやめた。今回落札したのはC社のもの。E社はアートプリントユース、C社はビジネスユースという巷説があるが、格安で買ったC社のA4汎用機がE社に比べ、けっこう使いやすく、安い代替インクをばんばん使っても壊れもしないので、C社の一応、顔料系10色カートリッジ、「ハイアマチュア向け」機中古を落札した。もうじきに手に入ると思う▶ぼくにとって、パソコン及び周辺機器、電子機器の不調はもっともストレスが溜まる原因のひとつ。それは不調の原因がよくわからず、自分でなんともしようがないからだが、こういうときに身の回りのアナログなブツ、たとえば椅子や机やかばんや鉛筆やはさみや自転車なんかを見て、おまえたちは良いヤツと思う。特にアコースティック楽器のウクレレたち、おまえたちはホント、いいヤツ▶ああ、今、この文章を打っている小型キーボード、もう10数年、毎日のように使っていて、キーの文字もかすれてきた。コーヒーもこぼした、タバコの灰もたくさんかぶった、猫の毛玉入りの吐瀉ブツでさえも。でも、まったく壊れない、叩き心地も変わらない。おまえはいいヤツ。

画像は満開の桜の下、ひっそりとしかし可憐に咲いていたハナニラ

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