2013年2月6日水曜日

Art Ubiquitous『オブジェ#12』または『トマソンさんの素敵な休日』


出所:近隣板金工場改装後外塀

アートユビキタスは、バブル前期、赤瀬川原平さん一派が所属、活動した「路上観察学会」の影響があるが、この学会の主な活動内容は「トマソン」的物件を採取、撮影することにあった。過去に「四谷階段」や「高所ドア」などの名作があったが、そういう「不動産に付着して美しく保存されている無用物」を彼らは「超芸術トマソン」と呼んだわけですね。

で、トマソンというのは1981年、82年の2年間、讀売ジャイアンツに助っ人外人選手として所属した元プロ野球選手、ゲーリー・トマソンの名前に由来してるんだね。鳴り物入りで入団した割には成績が奮わず、「大幅に期待を裏切り、『舶来扇風機』『トマ損』『害人』(外人のもじり)などと呼ばれたーwikiより」ということで、「無用物」(しかし、何かしらの存在オーラがあるもの)の呼び名としてトマソンという名前が転用されたというわけ。

全国にいまだ根強い「トマソン観察」の趣味をお持ちの方はいらっしゃると思うが、ぼくはちょっとそれと差別化して基本的には平面で「アート」に絞った採取をやっていこうかなと思ったのでした。

で、今回の「作品」は典型的なトマソン物件です。見ようによっては現代美術オブジェとしても成立が可能かなあ(元の用途が何であったのか、たぶん通風口みたいなもんでしょうが、やや不明なので、「アート」と言ってもいいかなあという)という程度ですが、一応発表することにした。#12というのはトマソンが巨人入団時の背番号。
(2013年1月23日撮影)
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アート・ユビキタス【Art Ubiquitous】 「アートを創り出す」のではなくて、「アートを見つける」姿勢です。アートはそこらに「遍在」しています。面白いです。

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