2009年8月12日水曜日

緊急地震速報への対処



昨日早朝の地震、被害に遭われた方々はお気の毒だが、「とりあえず」東海地震に直接結びつくものではないとされたことは「とりあえず」良かった。しかし、専門家は「『今回は東海地震ではない』というだけで、東海地震がいつ起きてもおかしくない状態は変わっていない。少なくとも数日は要注意だ」(河田恵昭・関西大教授ーー本日付朝日新聞朝刊)と語っているのを読み、僕としては「とりあえず」安心した気持をどこにやっていいのか震度1弱くらいの微細な心の動揺が続いている。

東海地震が「いつ起きてもおかしくない」と言われた始めた70年代中期のある日、レコード会社の地下にある録音スタジオにいた。ちょっとシニカルな物言いをするプロデューサー氏が「ここにいて大地震が起きたらまず助からないな」と言ったことを覚えている。

録音スタジオのドアというのは遮音効果を考えて分厚く作られている。地震で建物が歪み、ドアの開閉が不可能となれば「完全に生き埋めだね」ということを言ったのだった。
「ちょっと、ちょっと、んなこと言わないでよ」と周囲は言ったと思うが、当時は何処に行ってもそういう話題が上った。

あれから30年以上が過ぎ、「いつ起きてもおかしくない」大地震の起きる確率はじわじわと高まり、現時点で「30年以内に87%」と予測されている。87%という数字がどういうふうに算出されたのかわからないが、「30年以内に起きなければ、それはかなりラッキーなことだろう」ということだ。


今回の地震発生時、僕はまだ起きていて、パソコンに向かってメールの返事など打っていた。これをやったら寝ようかな、というそのとき、グラグラときて、いつもの地震対応動作(耳を塞ぎ、立ち上がり、揺れに合わせ自分も揺れる、という「ショックアブソーバー」アクション)を取った。
(山下式「地震恐怖軽減法」http://jinruinekokakeikaku2.blogspot.com/2008/06/blog-post_14.html

「これはけっこうでかいな」(震度4程度だったが)と思いつつ、オクさんの寝ている寝室へ行くと彼女は既に起きていて、かなり取り乱しているので(オクさんは相当な地震恐怖症なのだった)、そばに行って肩を抱いた。

揺れている最中か直後(記憶が定かではない)に、外から地震速報がスピーカーを通じて流れた。テレビをすぐに付けると、静岡で震度6弱、東海地震か、とすぐさま思った。その後、しばらくテレビからの情報を眺めていたが、本物の東海地震が誘発されるのではないかと気が気ではなかった。

その後、テレビを付けっぱなしでウトウトしかかったところ、オクさんが「なんだか、また放送があったよ!」と。それはあれか、緊急地震速報か、ということで、ドアを開け、物が落ちてこない場所でオクさんと身を寄せ合い、「落ち着け、落ち着け」と心の準備をした。

が、数分経っても何も起こらず、周囲も深閑としているので、「あの放送は何だったんだろう」ということになり、とりあえず寝ることにしたのだった。それが7時過ぎ。

起きて午後、市の防災課に電話し、緊急地震速報について問い合わせをした。今年の5月に気象庁からの速報を受け、自動的に放送を流すシステムを開始、今回が初めての放送だったとのこと。本来、地震の直前に流されるべきもののはずだ。

「なぜ、地震の直前ではなく、最中(あるいは直後)だったのか」という僕の問いに対し、担当職員は「まだ精度が完全でなく、そのようになった」と釈明、あまり説明がお上手でない担当氏だったので、その件はそれ以上つっこまなかったが、オクさんが聞いた二度目の放送について尋ねると「気象庁からの発表を自動的に流したもので、混乱させて申し訳ない」と。

結局、二度目の放送については、僕自身が寝ていて聞いていないこともあり、よくわからなかった。オクさんは「地震があったときに流れたものと同じようなものだった」と言っていたが。

市の放送は徘徊老人などの情報収集のため、時折流されるが、今後あれが鳴るとドキドキしなければならないなあ、やだなあ。

ところで、東海地震に関しては現時点でできうる限りの予知対策が成されているようで、「前兆すべり」と言われる現象を察知し、警戒宣言が発令される仕組みになっているようだった。これは知らなかった。これが出されたらどうすべきか考えておく必要がある。

いやはや、いやはや。地震は怖いが、どうすることもできない。そのときのために諸々準備、手はず、あらためて整えておこうと思った。


YouTubeに「緊急地震速報」がNHKで流されている動画がアップされていた。これは参考になる。

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