2009年8月3日月曜日

ナオコさんちのキクラゲ

2年ほど前、九州に引っ越したガッコウの卒業生のご実家からキクラゲが送られてきた。99.2パーセントが中国からの輸入であるとされるキクラゲだが、送って頂いたのは「天日仕上げ」の純国産乾燥キクラゲ。


オクさんに調理を依頼、水で戻すと驚異の膨張力(干し椎茸など目じゃない、画像参照)を示し、そのことだけで「キクラゲ、恐るべし!」と僕はエキサイトしてしまったのだった。


オクさんは、とりあえずさっさとできる「キクラゲの酢の物」を作り、試食におよんだ。一口分、口中に投じ、ひと噛みすれば、まず「柔らかい」という印象。しかし噛みこめばキクラゲのコリコリとした食感が感じられる。なんというか、「グリコリ、グリコリ」という食感。中国産との差違はこの「グリ」の部分。


新しいびゅんびゅん伸びるゴムと古びて劣化したゴムの差違か(食品をゴムに例えるのは適切ではないかもしれないが、食感の違いは伝わるだろうか)。中国産は「コリコリ、ブチブチ」だが、こちらは「グリコリ、プチプチ」、キクラゲがこんなに歯に気持ちの良い食い物であったことを再認識した。

昨夜はオクさんが仕事で夜いなかったので、冷凍チャーハンに千切りにしたキクラゲを大量に投入、ピーマン、ネギ入り中華スープも作り、そこにも投入、「グリコリ、グリコリ」とキクラゲ食感を満喫したのでありました。(キクラゲは味自体は淡泊なのでどんな料理に混ぜても料理の味にバッティングしないと思う)

正直なところ、僕は今までキクラゲという食材については特にこだわったり、好物であったわけではない。九州ラーメンや中華野菜炒めにはキクラゲはあった方がいいかな、という程度であった。しかし、この「天日仕上げ純国産キクラゲ」を食すとなんだかクセになりそうな予感がする。

キクラゲの効用についてググってみたら、
★こんなに凄い!きくらげの栄養★
●食物繊維は食品中第2位!
●カルシウムは牛乳の2倍!!
●鉄分はレバーの3.5倍!
●ビタミンDは食品中第1位
とあった。

「食物繊維は、胃の中で水分を吸収して膨らむので、沢山食べなくても満腹感を得られ、ダイエットに有効です。また、ビタミンD とカルシウムの十分な摂取が丈夫な骨を造ると注目され始めています」とも。

最近、オクさんから4,5年前に穿いていたズボン、ジーンズの数々(整理箱の中に奥深く収納されているまだ十分綺麗なヤツ)を見せられ、「これ、穿かないのなら捨てるよ」と冷たく言い放たれ、「いや、まだ穿ける」とそのうち一本を穿いてみたが、無理にボタンをしめればはみ出す我が腹、「そのうち穿けるようにするから、捨てないで」と言ったばかりだった。

しかし、ダイエットに関わる運動は水中歩行、ウォーキング、飽きてしまってここ数ヶ月ご無沙汰状態。そうだ、キクラゲを食おう! これから毎日キクラゲを料理に投入しておくれ、とオクさんに頼んだところであります。

ここまで読んで、山下は「国産キクラゲ協会」かなんかの回し者ではないかと疑った方、正直に書きましょう。回し者です。

……というわけではありませんが、このキクラゲを送ってくれたガッコウの卒業生というのは、拙書『発達障害 境界に立つ若者たち』に登場する「ナオコさん」なのでした。

読んでいただいた方はおわかりかと思うが、文中、学校の先生だった彼女のお父さんが生まれ故郷の九州にUターンし、農業を始めるといういきさつを書いた。お父さんは、彼女も含め「発達障害」を持つ子の就労先になればという思いで起業したわけだ。

キクラゲ栽培はなかなか骨の折れる作業のようだ。元より農業についてはずぶの素人だったお父さんは慣れない仕事故、それはいろいろと苦労をされているようで、そうした苦労話が書かれた手紙も頂いた。

お父さんは手紙の中で、ナオコさんが現在通っている障害者施設のみなさんの印象に触れ、「優しい子たちばかりです。しかし、資本主義社会において優しさは儲けにつながらないんですよね。自由競争したら負けるに決まっているんですもの。だけど優しい子たちが受け入れられる社会があっていいはずですよね」と書いてあった。そして、「いつかは障害者の人たちが働けるきくらげ栽培とか養鶏とか、それと関連した何かをやりたいと思っています」と手紙は結ばれてあった。

以下にナオコさんのお父さんが育てたキクラゲの購入先URLを貼ります。よろしかったら是非、「キクラゲ・ダイエット」をお試しあれ。
http://www.yunomae-shop.com/?pid=13872775

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