2009年5月20日水曜日

米寿の宴@猫岬ケアハウス


先週土曜日早朝の飛行機に乗り、月曜日までの二泊三日、夫婦で実家のある下関に行って来た。下関は一昨年夏以来で、あの時はこちらに帰る前日にぎっくり腰になり、介護帰省のはずが介護される始末となったのだった。

今回は介護目的ではなく、親爺の米寿を祝うための帰省だったが、おふくろは既に歩行がおぼつかなくなり、親爺にしてもこの2年でめっきり足腰が弱くなり、外で宴を開くのが難しいとの判断から、兄夫婦初め親族8名ほど、両親が居住するケアハウス内のゲストルームに集うことになっていた。

ケアハウスは既に何度も訪問しているが、ゲストルームを使用するのは初めてで、なかなか立派な部屋であったため、とても快適に二泊三日過ごすことができた。宿泊費は一日お一人様3千円で広いリビング、ダイニング、キッチン、ベッドルーム(和室、洋室)、浴室、素敵な中庭、玄界灘が眺望できる環境、下手なホテルよりはるかに豪華であった。

初日は件のゲストルーム内、ダイニングで、下関と言えば「ふぐ」(下関では濁らず「ふく」という)のコース料理をつつきながら和気藹々と米寿の宴を催した。親爺はまずまず元気で終始にこやかであった。

僕はこの日のためにウクレレを持っていき、親爺というより母親が好きだった喜納昌吉の「花」を歌ったが、老人性の欝病に罹り、喜怒哀楽が乏しくなってきたとは言え、おふくろの反応は今ひとつで、少しがっかりした。、以前は、僕に色々な歌を歌ってくれ、とせがむ母であったが。

兄夫婦は翌日の日曜日には帰京したが、僕達はもう一日滞在を延ばすことにしていた。次に夫婦揃って両親に会うこともあまりないだろうと思っていたからだ。

日曜日は生憎の雨模様だったが、午前中兄たちと共にケアハスを出て駅に向かい、帰京する兄たちと別れ、僕とオクさんとで下関観光に及んだ。

下関というところは漁業が基幹産業だが、その水揚げの中心地となる「唐戸市場」周辺に「カモンワーフ」というだじゃれた名称(関門とカモン)の観光スポットができたと聞いてそのあたり観光したのだった。

サンフランシスコに「フィッシュマンズワーフ」という観光名所があるが、それを真似たような造り、傘を差してそぞろ歩いている内に雨も上がり、関門海峡に架かる関門橋を一望できる場所からの眺めはなかなか良いものでした。

ちょうど唐戸市場は「土日市」の最中で、中に入るととけっこうな人出だった。海産物の出店ブースがずらりと並び、客はそこでお好みのばら売りのにぎり寿司など買い求め、階上のテーブルにつき食す、という仕組みになっていた。

旨そうな大トロやイカ、甘エビなどのにぎり寿司もあったが、ここはやはり下関だからということで、僕は「ふく」、「ふくの煮こごり」、「ふくの白子」、「クジラ」、「クジラのベーコン」などの寿司ネタを選んだ。「フクの唐揚げ」と「フクコロッケ」も追加、もちろんビールも。

で、ふくの握りは想像通り旨かったが、「クジラ刺身」の握り寿司はダメでした。ベーコンもダメ。もう「くさみ」が一杯で。僕はクジラはそんなに好きではなかったのだ。忘れてた。「さらしクジラ」というのは好きだけどね。

一番旨かったのが、「フクの唐揚げ」、魚類の唐揚げの中では一番イケルのではないだろうか。ビールにもぴったし。1本100円、安い。

その後、魚介乾物類を色々見て、僕の大好物である「わかめのふりかけ」(これが本当に好きなんですね。こちらでは紫蘇味のを時折見かけるけど、あれはだめ)を数種、瓶詰めのウニ(これも安い)、その他磯の香りがぷんぷんするブツを色々購入。

新しくなった水族館にも行きたかったが、下関ミニトリップも時間の都合でここまで。帰りはたまたま見かけた「ロンドンバス」に乗ることができた。オクさんは、下関は実に20年ぶりくらいなので楽しそうであった。

その日はケアハウスで両親と共に夕食を食べ、豪華で広々としたゲストルームに我々たった二人という夜を過ごしたのだった。まあ、34年連れ添ってますからロマンチックなことはな〜〜〜んにもないですけどね。



ケアハウスから見下ろす「プライベートビーチ」。小さな岬の形が猫が足をのばしてくつろいでいる風なので「猫岬」と名付けたのだった。



小雨に煙る海峡。対岸は門司・めかり



「唐戸市場」内出店ブースを行き交う人々。魚臭さと唐揚げの匂いで充満している。


上が「ふくの唐揚げ」、クジラの刺身、クジラのベーコンなどの握り寿司、下は「ふくコロッケ」(これはいもコロッケに少量のフグの肉片が入っているものでどうってことなかった)



ロンドンバス



ロンドンバス内部。けっこう古びている。実際ロンドンで使われていたものだろう。



これは下関駅構内のうどん(てんぷらうどん)。これが僕が日本で一番おいしいと思ううどんなのでした。

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