2009年3月21日土曜日

心にぽっかり穴が空く春分

今月14日にガッコウの卒業式・閉校式を終えた。高卒資格を得て卒業した生徒はわずか2名。境界児のための学校を経営者である学院長が設立し、第一期生を送り出したのが1990年3月、このときの卒業生も同じく2名だった。

僕はこの学校に1991年春から関わり、当初は時間講師として週1回美術の授業を持った。そのうち、この仕事に大いにハマり、週三回、四回と授業を持つようになった。ガッコウも90年代半ばには生徒数100名近くまでになっていた。振り返ればあの頃が華、全身どっぷり浸かってこの仕事をまさに夢中になってやったもんさ。それはそれは大変だったけれど、楽しかったな。

1996年から2003年春まで、校舎責任者・フルタイム講師として7年間勤務し、「燃え尽き症候群」から辞職。その後、また時間講師に戻って最後の年度を終えた。通算18年間、この学校に関わってきたことになる。今年度は時間講師でありながら、教務全般、保護者対応、等を受け持つことになり、生徒数が少ないながら、それなりにハードな1年だった。

特に卒業式に至る数週間は、諸々所用、小商いイラスト仕事重なり、時間に追い立てられるような心に余裕のない日々であった。一昨日19日が終業式。今年度の卒業生を含め、最後の在籍生となった6人の生徒たちを前に、それぞれの自立に向けて言葉を贈った。「笑顔と挨拶」、人と接するときにこれだけはいつも心に留めておくようにと言った。

そのあと、かねてから計画していた「お別れお楽しみ会」。6人を連れ、横浜駅近隣のファミレスで食事後、ボウリングをして最後のひとときを過ごし、夕刻、駅で一人ひとりと握手をして別れた。もう、6人全員が揃うことはないだろう。

「沈没するまで関わろう」と思っていたことが現実となった。昨年度末に今年度の閉校が決まっていたとは言え、終えてみると寂寞感ひとしおの感。いつもの春であれば、「やれやれ、さてさて」となるのだが、この春は溜息ばかり出る。うららかな日差しが差し込む部屋にいて、気がつけば虚脱放心している。

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