2008年12月28日日曜日

ムーニー&ケニー@パラダイス本舗


昨日、年賀状を投函、その足で中央林間「パラダイス本舗」へ。

駅で電車を待っていたら、ホームに鳩が数羽寄ってきて、ホーム上に落ちていた「コアラのマーチ」をつついている。

懸命につつくが、鳩のくちばしではなかなか「コアラのマーチ」は粉砕できず、そのままではでかすぎて嚥下できず、食えないでいる。一羽があきらめると、入れ替わり、別の鳩がくちばしで粉砕しようと試みるが、やっぱりダメ。

「何、何、何やってるの、食い物食い物食い物、オイラにやらせろ、ワシにやらせろ」とどんどん鳩が寄ってきて、入れ替わり立ち替わり、コツコツと。鳩は馬鹿だから、「無理無理」という先駆者の経験伝達が成されない。

しばらくその様子を眺めていて、鳩の群れの中心まで赴き、(「おいおい、このおっさん、何する気だ」と鳩たちの視線を一身に浴びつつ)、「コアラのマーチ」を靴でグシュと踏んづけてやったら、ものの数秒で粉砕された「コアラのマーチ」は数羽の鳩たちの胃袋へ消えていったのだった。

なんだかいいことをしたような気がして、にんまりしながら顔を上げたら、そのときホームで電車を待っていた多くの人からこの顛末、見られておった、とさ。


さて、パラダイス本舗で「本舗繋がり」の友人達、仕事帰りのウチのオクさんも集い、アメリカン・ルーツミュージック系、ノスタルジック・スウィング系、「エロ可愛い」といった語法で言うなら、「シブあったかい」楽曲が中心のアンクル・ムーニーとケニー井上のデュオ・ライブを見たのだった。

「レイジー・ボーン」、「レイジー・リヴァー」といたってレイジーに始まり、ムーニーさんと「歌う司会者」ケニーさんがほぼ交互にボーカルを務めつつ、ホーギー・カーマイケルの楽曲をメインに、途中、本舗店主、洋介さんも加わり、僕の大好きな楽曲のひとつ、I'll See You In My Dreamなんかもやってくれました。後半はブルーズ・ハープの方も飛び入り参加、盛り上がったな。ムーニーさんの「スプーン芸」も間近で見られた。

ムーニーさんとは、実は30年ほど前のバイト仲間であり、スーパーの店頭でお茶を売る仕事だったが、一度だけ組んで仕事をした。そのお茶の販売会社、突然会社が倒産し、路頭に迷ったいきさつがある。ムーニーさんは倒産する前にクビになったそうだ。髭を剃れと言われ、剃らなかったことが解雇の理由だと、今回お聞きした。僕は当時、肩まで届く長髪だったが、特に注意されなかったなあ。

そんなわけで、グッタイム・ミュージックを満喫し、酔っぱらって帰路、路肩のコンクリート・ブロックに蹴躓き、転んでしまった。指先をすりむく程度の軽症で済んだが、路上に転んだのは、大人になって記憶がない。今年のオチがついた。

2008年12月23日火曜日

境界児に関する本、執筆中


昨日午後、2年越し新書プロジェクトの打ち合わせに白山、平凡社に。

一昨日の12月にしては異常とも言える気温上昇が昨日午後まで続き、出かけるときは春のような陽気であったが、1時間強、電車に揺られ、都営三田線・白山の改札を抜け、地下鉄の階段を上りきると、風は冷たく、まるで南国から北国への地下鉄の旅のようであった。

担当F氏&この本の「フィクサー」meitei浜野氏と社内談話室で面談、やや停滞していた本の進展が具体的に方向づけられていった。本というのは、僕が長い間関わっている境界児に関するものだが、これを執筆するにあたり、いろいろと覚悟が必要なテーマで、当初躊躇があった。

それは、文責に関わるものであったり、個人のプライバシーに関わるものであったりするが、何より「障害」というものをテーマにすることの重さを、僕自身が抱えきれるかという不安からくるものだった。

もとより面白可笑しく書けるテーマではない。当たり障りなく書いても意味がない。かといって深刻、切実、シリアスに構え、論ずるのもしたくない。穏やかな小春日和の天気のような「ほっこり」とした読後感を持つような本にしたい、と思っている。それがなかなか難しい。

様々な発達障害を持つ卒業生へのインタビューを紹介するというのが、この本の骨子だが、それを通じて、僕の境界児に対する思いを伝えることで、読者の境界児というものに対する理解を促し、彼らの社会における居場所をよりふさわしいものにしていきたい、という願いがある。

出版するに足る良書となるかどうか、あまり自信はないが、彼らのことを語るに足る経験と彼らに対する思いの深さについては、それなりの自負はある。船は動き出したし、もううだうだ言ってられない。この冬はこの本の完成に向けて時間を注ぐことになりそうだが、こういう機会を与えられたことは有り難い、と思う。

さてさて、気がつけば今年も余すところ一週間あまり。明日はガッコウの終業式、午後からは保護者面談がある。来年度の進路の話が主題となるだろう。ここに来て不景気風吹き荒れる世相、心は重いが、いろいろと致し方ない。

2008年12月21日日曜日

モチベーションゼロ


10時頃起床、天気晴朗なれど風強し。
オクさんは老人ホームでのパート仕事に出かけた。
「洗濯物を取り込んでおいてね」と言葉を残し。
そうだ、洗濯物を取り入れなければ。

やるべきことはそれなりにあるのだが、今日は見事に何もやりたくない。哀しいくらい、やる気なし。モチベーションゼロ。ウクレレ関連YouTube動画をパラパラ見て、ポロポロとウクレレを弾いておった。

昨夜、タケシが出る番組で、タレント本の面白題名についてのコーナーがあり、マジシャンのマギー司郎の本のタイトルが「生きてるだけでだいたいOK」というもの。なかなかいいタイトルだ。

人間の向上心やら勤勉さというもの、2割減くらいになれば、もう少し楽な世の中になるのではないか。

画像は兄貴のところから毎年届くチョコレート・ボックス。何と愛らしく美しく魅惑的な造形物であろうか。

高田渡の歌で「アイスクリーム」というのがあった。
それに倣って。

チョコレート チョコレート
チョコレート 私の恋人よ
チョコレート 私の恋人よ
あんまり長く ほっておくと
オクさんに食われてしまう

2008年12月20日土曜日

クリーニング工場見学


月いちスクーリング、昨日は神楽坂にある提携校教室に生徒を引率、午前中授業、昼食後、神楽坂→大手町(徒歩)→東京→蒲田→下丸子というルートで下丸子駅から徒歩10分、キャノン本社前にある白洋舎クリーニング工場を見学、というメニューであった。

白洋舎は厚木工場に今も尚、卒業生数名が働いており、フルタイム講師の折には毎年、生徒に実習をさせて頂き、僕もジョブ・コーチのまねごとをしたりと、よく知り及んだ職場だ。

下丸子工場は創業以来の場所らしく、工場内に「洗濯資料館」なるものがあり、往時の木製洗濯マシーン(業界では「ワッシャー」と呼ぶ、「ウォッシャー」じゃなくて)やら、今でも古道具屋あたりで見かけそうな旧式アイロン、ついギートットとリズムを刻みたくなるようなヴィンテージな洗濯板と桶などの展示があった。

ガイドして頂いたのは実直そうな中間管理職風社員の方で、1Fから5Fまで工場内、ほとんどすべてを案内いただき、入荷から出荷までのクリーニングの工程、特殊クリーニング、アイロン掛け、溶剤の違い、など専門用語を交えながらごく実直に説明いただいた。

申し訳ないが、僕はクリーニングというものにさして興味がなく、生徒もそのようであったが、説明が丁寧であればあるほど、正直退屈で、ちょっと寝不足だったせいか、立って説明を聞きながら居眠りをしそうになった。

毛皮のクリーニングは砂を使う(砂で汚れを吸着する)と聞いても、ふーん、程度であった。ガラスで遮蔽された無菌室のようなところでダストフリー作業服に身を包んだ工員の方々にクリーニングされているのは、そのダストフリー作業服で、向かいのキャノンが主なクライアントらしい。ふーん。

工場見学というと、最近はほとんどコンピュータ制御された工場が多く、額に汗し労働にいそしむ方々というのはあまりおらず、機械のモニター表示をじっと見ているような人がちらほらいる程度で、生徒に「労働の現場」を見せようと思っても肩すかしを食らう。

その点、クリーニング工場はまだ人の手による作業が多く、アイロン職人のみなさんがすらりと並んで手仕事(機械によるアイロンもあるが、手仕事の方がクオリティは高いとのこと)をしている様は「昭和の工場」を彷彿し、たらたらとやっている方は一人もおらず、ワイシャツを電光石火の早さでアイロン掛けしていく。

厚木の工場でも感じていたことだが、他の持ち場のみなさんもきびきびと無駄のない動きを見せており、まさに額に汗し作業を遂行する模範的な工場であった。僕としては、もう少したらたらと鼻歌でも歌いながらやって欲しいところだが、プロの職場はそんなわけにはいかないのだろう。

工場内に額が掲げられ、そこに「はたら苦をはた楽にして楽しく元気に作業しよう」なんて書かれてあった。なんだか嫌だった。経営者にそんなこと言われたくないなあ。

ところで、僕もそうだったが、多くの人は「ドライ・クリーニング」というのは水を使わない「乾いた」状態でクリーニングすることだと思いがちだが、水の代わりに石油系溶剤を用いてクリーニングするのがドライ・クリーニング。基本的に液体まみれで洗濯することは変わらない。知ってました? ふーん。


画像は、洗濯資料館にあった「ヴィンテージ・ウォッシュボード」

2008年12月18日木曜日

オモライくん


70年代の少年漫画に「オモライくん」というのがあった。永井豪センセーの作で、おこもちゃんとかコジじじいとか、とにかくこれでもかと不潔感満載の漫画で、僕はわりと好きだった。

我が人生を振り返ると、人にものをあげるより、もらう方がはるかに多いように思う。恥ずかしながらのオモライくん人生、ありがたいこって。

ここ一、二週間の間に、各方面から贈り物、お土産、お歳暮等、相次いで届き、この年末は、例年に比べいただき物多く、不況風吹き荒れる世相の折、しみじみと感謝したい。サンクス・アロット。

下記、オモライ物リスト。
・脂の乗ったほっけ&「ぶりこ」たっぷりのハタハタ&話題の「生キャラメル」from北海道、九州名産「辛子明太子」&「辛子高菜漬け」&「にわかせんべい」from福岡ーーこれらはお隣のトヨコさんから。

お隣のトヨコさんがご不幸有り、九州のご実家に帰省、同時にご主人は北海道出張ということで、お隣猫三匹(チーちゃん、モモちゃん、ミャーちゃん)の世話を数日間したお礼ということでいただいた。奇しくも列島の北と南からのお土産を同時にいただく。

・京料理「美濃吉」の丹波ぶどう豆、湯葉の旨煮、栗の甘露煮、昆布巻き、しじみ山椒煮などのセットfrom京都ーーこれは卒業生の母親から。

・甘くておいしい「有田みかん」ひと箱from和歌山ーーこちらはオクさんのお姉さんから。

・缶ビール(サントリー・プレミアムモルツ)のセットーーこれはオクさんの実家から。

・See'sのアソート・チョコレートfromカリフォルニアーーこちらは兄貴のところから。


こんなところか。
食い物と飲み物ばかりで、キャッシュの入りは例年通り少ないのが残念だ。


画像の生キャラメル、ほとんどオクさんに食われてしまったが、僕はグリコ・アーモンドキャラメルの方がいいかな。あまりにも口溶けが良すぎて、ぐわしぐわしとキャラメル独特の食感がなく、物足りない。なかなか買えないという人気お土産、もらっておいてこんな言い分、何ですけど。

2008年12月12日金曜日

ご近所のクリイル

先週末からそこそこに忙しかった。
と言うと、それはけっこうなことで、と基本フリーランスである僕は言われるが、たまたま多くもない仕事が重なっただけ。多くもない仕事は必ず重なることになっているし、世間は僕の都合で動いてはくれない。

昨日、今日とガッコウ。授業を終え、しばらく職場仲間と茶飲み話をして、5時頃退出。横浜京急改札口から西口方面まで、横浜駅構内を縦断、ルミネのエスカレーターを上り相鉄乗り場まで、雑踏かきわけ、移動、いつもの行程だが、人混みが嫌いな僕は息を止めるように通過する。

雑踏が嫌いなわりには、無意識に行き交う人々の姿形、人となりを観察する癖がある。このところ、「いっちゃってる」感じのする人が増えているように思う。どこか破綻したような人たち。そういう人たちは夥しい群衆のなかでもぽっと浮き上がって見える。All the lonely people. Where do they all come from ? というのはポールの歌。

ホームタウン駅からプロムナードを通って帰路、空にぽっかりお月様。見事な満月。月を眺めながら、住処に向かう細い道、周辺閑静な住宅地の一角、にぎやかな明かりが漏れている。毎年、この時期なかなか豪勢なクリスマス・イルミネーションの飾り付けをする名物家屋があって、そこは住居からアパート一棟隔てた通り向こう。部屋に戻り、デジカメ持って撮影に及んだ。

4,5年前から始まって、毎年確実にグレードアップしている。2年ほど前、オクさんと二人で見ていたら、ご主人が現れ、ミカンをくれた。「いやあ、みなさん期待してるんで、つい張り切っちゃうんです」とのことだった。この不況下、しょっぱい世相、こういう景気づけもいいかもしれない。

満月も
出番なし
ご近所クリイル





2008年12月3日水曜日

ちょいとそこまで煙草を買いに行って、月と金星と木星接近を見る


いやはや、あれよあれよで師走となったが、今日は暖かな良い天気だった。

「小春日和は春に使うものじゃありません」と、息子の常識のなさを咎めた母からの手紙をモチーフにしたCMがあったが、小春とは陰暦10月をさすとのことで、晩秋から初冬にかけての暖かい日の事を言う、ということで、今日はまさにそうした小春日和の一日だった。

このところ、夏場の早寝早起き習慣はどこに行ったか、という感じで生活習慣がやや夜型に傾いている。寝るのは3時過ぎ、起きるのは日も高くなった10時頃、起きてうだうだしていると、すぐに日が暮れてしまう。寂しい。

今朝はがんばって9時前には起きた。かれこれ2年以上も関わっていて、モチベーションを失いかけていた書き物仕事の予定が、最近になってようやく具体的になり、今日はほとんどノンストップで夕刻まで書いた。

仕事というのは、時間を気にせずじっくりやりましょう、と言われたら、まず進まない。殊に基本が猫並の僕は、追い立てられないと何事もやる気が起こらないので困る。追い立てられるのも嫌だけど。

書き物仕事で困るのは、喫煙の量が一気に増えること。普段でも一日二箱、煙草を吸う僕は(ああ、嫌煙者のバッシングの視線が痛い)、書き物を集中的に始めると短時間にひと箱を空にしてしまう。

今日も朝、ニューパックが二箱あったのに、夕方にはなくなって、あれ、もうひと箱あったはずなのに、としばらく探したが、てんこ盛りになった灰皿を見れば、二箱分の吸い殻があったので、ふーむ、二箱吸ったんだ、と納得したのだった。

イラスト仕事でも煙草を吸うが、書き物の方がはるかに、僕の大脳皮質だかは大量にニコチンを要求してくる。本を読んでるときなど、情報を受信しているときは煙草を吸いたいとあまり思わないが、発信しているときは煙草がないと一行も書けなくなる。

このところのフリーランス不況、煙草代も馬鹿にならない。煙草代が巷間言われているようにひと箱千円とかなったら(一気に千円にならずとも、どんどん値上がりすることは目に見えている)、経済的にアウトなので、健康のことより、なんとか煙草の本数を減らせないものかと考えるようにはなっている。

そんなわけで、夕刻、煙草を買いに外に出たら、晴れ渡った師走の空に、絵に描いたように形の良い三日月のそばに二つの明るい星が並ぶように見えた。昨日の朝日新聞一面に月と金星、木星が接近して見えるとの記事と写真が出ていたことを思い出し、ああ、あれが金星と木星かと。
http://sankei.jp.msn.com/science/science/081202/scn0812021250002-n1.htm
今日は既に「にっこりマーク」にはなっていなかったが、ベランダから息を止めてデジカメで撮影してみた(画像:手ぶれで三日月らしく見えないが、左上が月、右下の二つの星の左が金星、右が木星、だと思う)。金星や火星は肉眼でよく見えることはもちろん知ってはいたが、木星もこんなにはっきり肉眼で見えるとは知らなかった。おお、2001年宇宙の旅! とか思った。ガッコウで宇宙のことなんかエラそうに教えたりするが、僕は星座関係には疎いんです。いろいろ他にも疎いことはいっぱいあるけどさ。