2008年12月20日土曜日

クリーニング工場見学


月いちスクーリング、昨日は神楽坂にある提携校教室に生徒を引率、午前中授業、昼食後、神楽坂→大手町(徒歩)→東京→蒲田→下丸子というルートで下丸子駅から徒歩10分、キャノン本社前にある白洋舎クリーニング工場を見学、というメニューであった。

白洋舎は厚木工場に今も尚、卒業生数名が働いており、フルタイム講師の折には毎年、生徒に実習をさせて頂き、僕もジョブ・コーチのまねごとをしたりと、よく知り及んだ職場だ。

下丸子工場は創業以来の場所らしく、工場内に「洗濯資料館」なるものがあり、往時の木製洗濯マシーン(業界では「ワッシャー」と呼ぶ、「ウォッシャー」じゃなくて)やら、今でも古道具屋あたりで見かけそうな旧式アイロン、ついギートットとリズムを刻みたくなるようなヴィンテージな洗濯板と桶などの展示があった。

ガイドして頂いたのは実直そうな中間管理職風社員の方で、1Fから5Fまで工場内、ほとんどすべてを案内いただき、入荷から出荷までのクリーニングの工程、特殊クリーニング、アイロン掛け、溶剤の違い、など専門用語を交えながらごく実直に説明いただいた。

申し訳ないが、僕はクリーニングというものにさして興味がなく、生徒もそのようであったが、説明が丁寧であればあるほど、正直退屈で、ちょっと寝不足だったせいか、立って説明を聞きながら居眠りをしそうになった。

毛皮のクリーニングは砂を使う(砂で汚れを吸着する)と聞いても、ふーん、程度であった。ガラスで遮蔽された無菌室のようなところでダストフリー作業服に身を包んだ工員の方々にクリーニングされているのは、そのダストフリー作業服で、向かいのキャノンが主なクライアントらしい。ふーん。

工場見学というと、最近はほとんどコンピュータ制御された工場が多く、額に汗し労働にいそしむ方々というのはあまりおらず、機械のモニター表示をじっと見ているような人がちらほらいる程度で、生徒に「労働の現場」を見せようと思っても肩すかしを食らう。

その点、クリーニング工場はまだ人の手による作業が多く、アイロン職人のみなさんがすらりと並んで手仕事(機械によるアイロンもあるが、手仕事の方がクオリティは高いとのこと)をしている様は「昭和の工場」を彷彿し、たらたらとやっている方は一人もおらず、ワイシャツを電光石火の早さでアイロン掛けしていく。

厚木の工場でも感じていたことだが、他の持ち場のみなさんもきびきびと無駄のない動きを見せており、まさに額に汗し作業を遂行する模範的な工場であった。僕としては、もう少したらたらと鼻歌でも歌いながらやって欲しいところだが、プロの職場はそんなわけにはいかないのだろう。

工場内に額が掲げられ、そこに「はたら苦をはた楽にして楽しく元気に作業しよう」なんて書かれてあった。なんだか嫌だった。経営者にそんなこと言われたくないなあ。

ところで、僕もそうだったが、多くの人は「ドライ・クリーニング」というのは水を使わない「乾いた」状態でクリーニングすることだと思いがちだが、水の代わりに石油系溶剤を用いてクリーニングするのがドライ・クリーニング。基本的に液体まみれで洗濯することは変わらない。知ってました? ふーん。


画像は、洗濯資料館にあった「ヴィンテージ・ウォッシュボード」

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