2008年11月19日水曜日

最近の小商い挿絵仕事・08年11月ーその2

双葉社「小説推理」で連載中の山田正樹『復活するは我にあり』の挿画仕事6回目。

主人公は、脊髄に腫瘍ができ、全身の神経が麻痺しつつある「車椅子の不屈の経営者」と呼ばれる権藤隆一。謎の男の挑発に乗り、ベトナム・ハイフォンから船に乗り込んだところ、南シナ海上でその船は「環境テロリスト」を名乗るグループにハイジャックされる。そして、中国軍ヘリがやってきて、コマンド隊員V.S.ハイジャッカーの「ドンパチ」があって、権藤もハイテク車椅子「アイボット」を駆って活躍したりと、派手なアクションシーンが今回も続く。

こういうアクション物に銃器はつきもので、またこういうアクション物は詳細な使用銃器の説明がつく。こういうアクション物は「銃器オタク」の方々にとっては堪えられないわけで、こういうアクション物の銃器のイラストを描くには、適当にこれでいいや、というわけにはいかない。

銃器関係の資料はウェブにごまんとあり、銃器オタクの方々の世界は想像するに深く広い。普段は市役所の出納係かなんかを勤めているが、休日は迷彩服を着込み、郊外でエアガンを撃ちまくっているような方々が、けっこういらっしゃるのではないだろうか。やったらハマる、ような気がしないでもない。



挿画1点目:権藤がゴーグルを通して見たバーチャル映像「サブマシンガンの引き金がフルオート射撃に絞られる——というのがそのグラデーションの最極北に位置している。最も赤い。そこ(、、)に向かって二人の人さし指がじりじり赤みを増していく……」という部分のイメージ。中国軍コマンドーが使用したこのサブマシンガンはドイツのH&K社製、MP5、フルオートで9ミリ弾をズダダダダ、とばらまくことができる。


挿画2点目:コマンドーによって窮地に追いつめられたハイジャッカーが放り投げたオートマチックを、物語当初から主要な登場人物になるのでは、という伏線があった船室ボーイである「秋本少年」が受け取るシーンのイメージ。このオートマチックはオーストリア、グロック社製、グロック17。現代の小型銃器は使いやすさを考えてか、プラスティックを多様するそうで、この拳銃もそうみたい。オモチャっぽい、けど本物、というのはある意味、余計アブナイ感じがする。

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