2008年11月6日木曜日

企業訪問に引っかけて

大方の予想通り、オバマがアメリカの大統領として選出された。本音と建て前は違う、とする「ブラッドリー効果」もあまり効果がなかったようだが、人種偏見という前近代的な価値観に縛られない人々が、「意外と保守的」なアメリカにおいて、増えたのだと解釈したい。良いことだ。


昨日は、午前中に卒業生が勤務する「特例子会社」を訪問。今回で4度目。東戸塚にあるこの会社は障害者雇用に前向きで条件も良く、指導も熱心で有り難いには有り難いのだが、学校側の「時折の訪問」を要請され、「まあ、最低1年くらいはちょくちょく来て頂いて…」と言われておった。

建て前としては「ええ、もう月に一回は必ず行きます」と調子のいい僕であったが、正直なところ(本音)、授業以外の学校関係活動はボランティアに近いので、面倒だなあ、と思うこともあります。

いや、何か問題があればすっ飛んで行きますよ。でも、特に問題もなくてただ顔見て、「元気かい? 頑張ってな!」って言うだけですから。企業側は一人前の社会人として雇用している「建て前」があるから、あまり家庭との連絡を取りたがらない。本音では親にお子さんの仕事ぶりの問題点をあれこれ言いにくい、ということ。

まあ、企業と家庭の本音を聞き取り、感じ取り、それを柔らかく「編集」して双方に伝える、というのが僕の役目ということだろうか。それで、双方上手くいけばいいんですけどね、僕としては。ただ、僕がボランティアベースで動いているとは双方、思ってないだろうなあ。

こんなこと、日記なんかに書かないで心に秘めて「俺って、いいヤツだなあ」と自足していればいいのだろうけど、ちょこっと愚痴も言ってみたりした。

そんなわけで、東戸塚を訪問するときは、何かの打ち合わせとか用事とか引っかけようとする魂胆があって、過去はそうしてきたのだが、今回はそろそろ行かねばという時期になって、そうした「引っかけ所用」がない。案じて、「そうだ、横浜トリエンナーレにでも行ってみよう」と思ったのでした。
http://yokohamatriennale.jp/

午前中に訪問を終え(元気に問題なく卒業生はやっておった、よしよし)、東戸塚→横浜→馬車道と電車を乗り継ぎ、馬車道駅でチケットを購入、万国橋通りをまっすぐに歩き、まず新港ピア会場に。途中で「お茶付きほか弁」500円なりを購入、鑑賞前の腹ごしらえをみなとみらい湾岸において果たした。

今回のトリエンナーレは会場が分散していて、次に赤レンガ倉庫会場に。鑑賞を終え、この段階でややくたびれてきたが、がんばって次の会場、日本郵船海岸通倉庫 (BankART Studio NYK)まで行った。

とりあえず、今回は3会場(他にも三渓園などあり)にとどめたが、こういう規模の大きい総合型アート鑑賞は疲れる。脚に来る。野外コンサートと一緒。今回のトリエンナーレ、前回と比較し、辛気くさい感じのものが多く、いや辛気くさいのは嫌いではないが、心を軽やかにしてくれる作品はあまりなかった。

しかし、横浜のこの辺り、空間が広い感じ、昔から好きです。ウィークデイは歩く人も少ないし。ふと思ったのだけど、港近くにいても海の匂いがしないな、と。海の匂いって、つまり磯の匂いなんだな、みなとみらいに磯はないしなあ、と。

横浜トリエンナーレ2008についての感想やなんかはあらためて。

画像は横浜みなみらい近辺散策スナップ


ここに来ると「近みらい」な印象をいつも覚える。「みなとみらい」から眺望するランドマークタワー周辺ビル群。


インターコンチネンタルホテル最上階でかつて一度だけ食事をしたことがある。今回は岸壁でほか弁食いながら見上げる形となった。映画「天国と地獄」みたい。いやそれほど貧乏であることに屈折はしてませんが。


万国橋からのスナップ。右手にトリエンナーレの会場のひとつ、BankART Studio NYKが見える。


弁当食ってたら、カモメが寄ってきた。意外と目つきが険悪な感じだったので餌はやらなかった。


赤レンガ倉庫付近の公園ベンチで佇むカップル、かつて僕にもこのようなことをしたような記憶があるが、今は羨ましいとさえ思わないくらい遠くに来てしまった。

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