2008年10月25日土曜日

鬱猫の独り言


木曜日の「報道ステーション」、このところ「憂色濃いしたり顔」が板に付いてきたフルタチ、「まずはニューヨーク株式市場の最新動向から」とアメリカ発グローバル金融経済の破綻、世界同時不況の進行を紹介、株安を憂い、円高を憂い、実体経済を金融経済が浸食する不条理をひとしきり嘆いて見せた。

続くニュースは、2億円の宝くじ当せん後、行方不明となっていた岩手の女性の殺害事件。彼女を殺害したとされる熊谷なる人物の、自らは多額の借金を負いながら、他の女に金を貢ぎ、しかしこの男には別の女との離婚歴あり、現在は外国人の妻と子どもがいるという。容疑者の滅裂な人生と、宝くじが当たったことで悲劇的な末路を辿った被害女性(無口で地味な印象とされる)の人生を思うと、他人事ながら、心が塞ぐ。

二つのニュース、一方は世界規模の、一方は日本ローカル岩手県の、金にまつわる「しょっぱい話」。しかし、どちらも人間の「グリード(浅ましい強欲という感じか)」から起きた現象、事件であろうと。やるせない気持もするが、反面、持たざる者(僕のことだが)は失うものもあまりないので、その点は神に感謝すべきか。

続く特集は、全国の動物愛護センターで殺処分にされる犬猫は年間約30万頭に上るとされるペット遺棄の実態、センターに一時預けられている犬猫の見るに忍びない表情、様子。

そして、イラクの現状、米軍が使用した「劣化ウラン弾」の影響によるものとされる奇形の子どもたちが画面に映し出される。オクさんは見ながら涙ぐんでいた。

かくも世界は非道い、人間は愚かだと、ニュースは伝え、フルタチの憂い顔はますます表情に濃く現れるが、さて、僕ら庶民は何を希望し日々を生きていくかの示唆は与えてくれない。そんなものは座してテレビを眺めていても得られないことは分かっているが、この日の「放ステ」を見て全国の欝病患者が一割り増しになったのではないかと思った。

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