2008年10月4日土曜日

秋晴れうららの称名寺スケッチ

今日もいい天気じゃないか。秋晴れ好天三連チャン。
天気がいいと、このところ鬱屈気味の心もやや和む。

昨日はガッコウ。前期試験も終わったことだし、天気も良かったので、午後、近隣「称名寺」(徒歩5分)に生徒連れて、鉛筆一本、お気楽スケッチに出かけた。やはり、近隣「海の公園」とともに、ウチのガッコウの「授業に飽きたら(先生が)、生徒連れて出かけるおきまりスポット」のひとつ。

子どもの頃、スケッチというのはあまり好きではなかった。単体ブツを描くーー静物画の類、人物デッサンの類、写真からの模写の類は、まあ得意なほうだったが、風景スケッチになると上手く描けなかった。

視界に広がる風景を画用紙のプロポーションに切り取るという作業が苦手だったのかも知れない。それは、(思うに)僕が単一志向性の眼を持っている(周囲をあまり見ない、だから、方向音痴)ことに関係しているのかも知れない。

だから、生徒に「目の前に広がる風景を描かなくてもいい。歩いてて面白い物、興味のある物を見つけたら、それを描いてもいいんだ」と指導。生徒の一人は画用紙の真ん中に小さな墓石を描き、一人はお堂の脇、暗く日当たりの悪い場所に生えた怪しげなキノコを描いた。

秋晴れの空の下、境内に点々と散らばる生徒たちの絵をてくてくと巡回しながら、中学の時の美術教師のことを思い出した。いくぶんやる気のない感じの日教組系だったか。晴れた日には戸外で生徒にスケッチをさせ、特に生徒に指導もせず、自分の絵を描いていた。

覗き込めば、洒脱な風景画が画用紙の上に展開していて、「さすがに上手いなあ」と感心したことを覚えている。子供心に彼の立場に憧れたものだ。この日の僕は生徒指導もそこそこにデジカメでスナップ撮影、憧れていた立場になったじゃないかと言われれば、まあそうだなあ、と思う。


称名寺は「金沢文庫」が隣接する北条実時(1224年−1276年)が開基したとされる地元名所。何年か前、風情あった「太鼓橋」が老朽化のため撤去され、資金繰りの関係でなかなか復旧できないでいるとのこと。現在、工事中の状態がはなはだ風情を損ない、そこがいささか残念ではある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/称名寺_(横浜市)



池から本堂、鐘楼を臨む。池には亀がいっぱいいる。以前、生徒をここにスケッチに連れて来て、生徒の一人が何を思ったか、この池にズブズブと入ってしまったことがあった。大騒ぎになった。



彼岸花が(盛りを過ぎていたが)、池の畔のそこかしこに咲いていた。「彼岸花と亀」、なにやら仏教的な光景。「亀の人生」を思う。スローライフであることは間違いない。



この切り通しをくぐれば「金沢文庫」。何度も来ているのに、入館料を取られることから一度も入ったことはない。



老木に切り取られた秋の空。絹層雲というのか、秋空らしく鰯雲。



描きかけの生徒作品。そばにいて、「亀がいっぱいいるねえ、鯉もいるねえ、あ、蝶々がいるよ、鳩が寄ってきたよ」などと話しかけていると、どんどん描いてくれた。彼はお絵かき大好きな子。

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