2008年7月5日土曜日

やれやれ×2「その4」

さて、僕のiMacG5の起動不調が無償修理を保証する「iMac G5 のビデオと電源に関するリペアエクステンションプログラム」の対象になるのか、ならないのか、対象シリアルナンバーが合致しているだけでは確定できないようで、開けてみなければ何とも言えない、という曖昧な言い方に終始していたアップル・サポセン担当に、EMCナンバー(型番)が2056であることを伝えた途端、手のひら返したように「ああ、それはリペアエクステンションプログラムの対象になります」と言われ、長きに渡った「サポセン通信」をハングオフ、とりあえず良かったと思いつつ、いろいろ釈然としない思いが残ったまま、夜の飲み会に出かけたのだった。

この日の飲み会は学校関係の、失礼だけど「私は後期高齢者ですよ」、「いや私ももうすぐ」と自嘲気味に語られる年配メンバーが大半で、人生の大半をアナログ一本で過ごされてきた方々、パソコン不調顛末を話しても「ああ、そうですか、(何だかよく分からないけど)お困りですな」、「そうなんですよ、(このストレスはお分かりにならないだろうけど)困ってます」で会話終了。修理についてはとりあえず、無償の方向になりそうだが、サポセン担当、修理にあたり、HD初期化の可能性については最後まで否定しなかったことが気にかかり、バックアップしていなかったデスクトップファイルやピクチャー・ファイルの数々、もし失われてしまったら大きいなあ、と負の思考よぎり、あまり楽しく酒が飲めなかった。

帰宅するとアップルから以下のメールが届いていた。
「お申込いただいたサービスは保証修理の対象となることが確認されたため、修理料金は無料となります」
簡潔で美しい文章だ。感動すら覚える。最近、文章を読んでこんなに感動したことはない。

その日はくったりと寝て、翌日この件についての諸々釈然としない疑問点の解析をはかろうと、ウェブ閲覧ももたつきがちな「鏡餅」G4のモニターの前に座った。まず、「教えてGoo!」から情報を得たアップルサポートページ内の「iMac G5 のビデオと電源に関するリペアエクステンションプログラム」を再度じっくりと読む。

http://www.apple.com/jp/support/imac/repairextensionprogram/
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iMac G5 のビデオと電源に関するリペアエクステンションプログラム

「iMac G5 のビデオと電源に関するリペアエクステンションプログラム」は、特定コンポーネントの不具合のためにビデオや電源に問題が生じた初期型の iMac G5 を対象とします。お使いの iMac G5 に下記のような現象が起こり、そのシリアル番号が適用範囲内であれば、無償修理を受けていただくことができます。アップルまたはアップルの正規サービスプロバイダ(AASP)が、お客様の iMac G5 が本プログラムの対象になると判断した場合は、その iMac G5 の保証期間が終了しているかどうかに関わらず、最初に購入された日から 3 年間までアップルがその修理を無償で行います。これはワールドワイドのプログラムです。

お使いのシステムのビデオまたは電源に次のような現象が現れる場合には本プログラムの対象となります:
画像が乱れたり、歪んでいる
画面に何も表示されない
電源が入らない

注記:お使いの iMac G5 に上記のいずれの現象も起こっていない場合は、アップルやアップルの正規サービスプロバイダにお問い合わせいただく必要はありません。

本プログラムの対象となるのは、2004 年 9 月頃から 2005 年 6 月までの期間に販売された 第一世代 iMac G5 で、1.6GHz および 1.8GHz G5 プロセッサを搭載した 17 インチと 20 インチのモデルです。

シリアル番号の最初の 5 桁が以下の範囲に該当する iMac G5 コンピュータが本プログラムの対象となります:

対象となるシリアル番号
W8435xxxxxx - W8522xxxxxx
QP435xxxxxx - QP522xxxxxx
CK435xxxxxx - CK522xxxxxx
YD435xxxxxx - YD522xxxxxx

第二世代の iMac G5 コンピュータの中には、シリアル番号が上記の範囲内のものがありますが、本プログラムの対象となるのは、第一世代の iMac G5 に限られます。
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ポイントは、シリアルナンバーが合致し、僕がいったん「無償」の言葉に小躍りした後、目に飛び込んできた「第二世代の iMac G5 コンピュータの中には、シリアル番号が上記の範囲内のものがありますが、本プログラムの対象となるのは、第一世代の iMac G5 に限られます」という一文だ。とても嫌な文章だが国語的に破綻はない。

前回日記に書いたように、僕の iMac G5は第2世代であることは確認できていた。ちょっとゴネてみればもしかして無償修理になるかもしれない、などと思う姑息でいやらしい僕のような心の持ち主ではない多くの善良な方々は、通常の有償修理を依頼したことであろう(実はそういう「善良」な修理依頼者も少なからずいたことが後で判明した)。

何故、シリアルナンバーから僕の iMac Gが第二世代であることがわかっていても、サポセン担当はこの一文に触れず、「開けてみないとわからない」などと曖昧な言い方に終始したあげく、EMCナンバーを確認した途端、無償修理の対象になる、と言ったのか。そもそもEMCナンバー2056って何かあるのか、ってことで「 iMac G5 EMCナンバー2056」で辿り着いたのがこのページ。

http://www.apple.com/jp/support/imac/powersupply/repairextension/
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iMac G5 の電源ユニットの問題に関するリペアエクステンションプログラム

「iMac G5 の電源ユニットの問題に関するリペアエクステンションプログラム」は、コンピュータの電源ユニットの特定コンポーネントの故障によって電源関連の問題が生じた 20 インチ iMac G5 が対象です。電源ボタンを押しても 20 インチ iMac G5 が起動しない、または 20 インチ iMac G5 が断続的にシャットダウンする問題が発生する場合、お使いのコンピュータの EMC番号が 2056 であれば、無償修理の対象かどうかご確認ください。このコンポーネントの故障によって生じる現象で、安全性に関わるものはありません。

対象となるのは、2005 年の 5 月頃から 10 月頃の間に販売された、2.0GHz G5 プロセッサ搭載の 20 インチ iMac G5 です。

アップルやアップルの正規サービスプロバイダ (AASP) により、お客様の 20 インチ iMac G5 がこのプログラムの対象になると判断された場合、最初にご購入された日から 3年間まで保証期間外であっても電源ユニットの修理を無償で行います。このアップルワールドワイドプログラムは 20 インチ iMac G5 の通常の保証期間を延長するものではありません。

本プログラム対象となるコンピュータでは、以下のいずれかの電源に関連する症状が発生します。
電源ボタンを押してもシステムが起動しない
システムが断続的にシャットダウンする

お使いの 20 インチ iMac G5 に上記のいずれかの現象が見られ、かつEMC 番号が 2056 である場合は、本ワールドワイドプログラムの対象となります。
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何とiMac G5 に関する違う内容の「リペアエクステンションプログラム 」がアップルのサポート欄に存在していたのだ。タイトルが微妙に違う。前述は「iMac G5 のビデオと電源に関するリペアエクステンションプログラム 」、後述は「iMac G5 の電源ユニットの問題に関するリペアエクステンションプログラム 」。素人には違いはよくわからない。不具合状況も似たようなものだ。iMac G5の起動不具合から検索すれば前述のサポートページに辿り着く場合も多いわけで、誠に紛らわしく不親切なサポートページ構成だろう。

後述のページをサポセンに連絡する前に読んでいれば、僕の iMac G5(2.0GHz G5 プロセッサ搭載の 20 インチ、EMC番号:2056)は、一喜一憂することもなく、姑息に演技しゴネる必要もなく、堂々と「無償修理の対象になりますよね、はっきり書いてありますもんね、わはははは」と明るく感じ良くサポセン担当とお話しができ、もしかしてお友達になれたかもしれないと思うと残念でならない。

しかし、この紛らわしいサポートページも問題だが、自分の会社のサポートページに記載しているにもかかわらず、サポセン担当がこのサポートページの内容をよく知らされていない(最初の担当は話しにもならないが、次の担当も後から把握した感じだった)ことはアップル・サポセンはお粗末であると言うしかない。

仕事柄、僕にとってコンピュータ不調はかなりのストレスを生む原因で、故障が発生してからサポセンに連絡、一件落着まで抱えたストレスを、今回の場合、アップルのサポートページの記載の仕方、サポセン担当の技量能力知識でどれだけ軽減されたか思うと、無償修理+無料アップルケア加入サービスくらい欲しいところだ。

でもさ、「電源ユニットの問題」って、つまり電源ユニットがバチモンだったってことでしょう、いずれ不具合が出るっていう。「最初にご購入された日から 3年間まで」なんてしみったれたことは言わず、無期限にすべきじゃないのか。大体「リペアエクステンションプログラム」なんて気取ったことは言わず「リコール」って言えよ、と思いますね。

尚、前述の「有償修理を依頼した善良な方々」についてはウェブで散見したのだけど、このプログラムの存在を後から知って、アップルに問い合わせたら、修理費が戻ってきたとのこと。申告しなければそのまま、らしい。社保庁と一緒ではないか。

僕は基本的に何でもマイナー好きで、マイナー故アップルが好きだったのだけど、インテルマックになってPCユーザーを取りこもうとする策略が見え見えだし、新しいiMacのモニターはピカピカ鏡面で嫌だなあとか、iPodやiTunes Storeで大儲けしてるし(現代において大儲けする企業というのは基本的に姑息にやってるわけで)とか、ここんとこちょっと批判的。

昨日夜、アップルから修理完了のメールが届き、たぶん明日にでも僕のiMacG5は戻ってくるだろう。100パーセント一件落着までいましばらく。

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