2008年4月10日木曜日

西村京太郎『殺人者は西に向かう』


友人イラストレーター木内達朗さんのオシャレでポップでちょっとノスタルジックな表紙絵でおなじみの角川のPR誌「本の旅人」で連載小説イラストが始まった。
http://www.kadokawa.co.jp/mag/tabibito/

「本の旅人」は以前、2年以上にわたり白川道さんの『されど純情』という連載小説のイラストを描いたが、今回、イラストを描かせて頂くのは西村京太郎先生の『殺人者は西に向かう』という小説。

西村京太郎先生の小説は3年くらい前、やはり角川の「野生時代」で連載された『記憶』という小説でイラストを描かせて頂いた。おなじみの十津川警 部、おなじみの列車がらみトリックが出てくるもの。このときはSLやら近鉄特急やら描き、ちょっとした「鉄ちゃんイラストレーター」になりかけた。

今回もおなじみの十津川警部が出てくるおなじみの推理物で、今回第1回目の「現場」は東京。「西に向かう」ということなので、おなじみの列車路線 がらみのトリックが出てくると思われ、JR東日本→JR東海→JR西日本、場合によっては→JR四国→JR九州という展開になるであろう。JR北海道は出 てこない、たぶん。

小説挿絵というのは、普通小説を読んで絵を描くわけだが、文中、ビジュアルなイメージが立ち上がる描写がある場合と、なかなかビジュアルなイメージが掴めないときとあり、後者の場合はけっこう苦労する。

今回は初手からビジュアルなイメージが湧かず、困った。初回から事件は起こり、被害者は「遺品整理会社」の社員、都会の片隅で孤老死した老人の遺品を整理するところで何者かに殺害された、という展開。

この孤老死した老人というのが、とりあえず物語のキーになりそうだったので、「孤老死」を描こうと。孤老死孤老死と頭の中でイメージを追いつめていく内、画像のようななんとも陰鬱な老人のポートレイトになったのでした。

今週頭にも2回目の原稿が来ていいはずなのだけど、まだ来ないということは西村先生の原稿は「順調に」遅れていると思われる。以前にも「申し訳ないがイラストの締め切りは明後日で」ということが何回かあったような、西村先生。

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