2008年4月8日火曜日

大岡川の桜


散った桜の花びらが川面を漂っている様子を「花いかだ」と言うそうな。日本という国の有様現状を嘆くことの多い僕であるが、こと風流、風情といったセンス においては日本は世界に誇れるものを持っているのではないか。毛唐には絶対わかりっこない四季の移ろう儚さを愛でるセンス。

京浜急行で横浜から横須賀方面に向かうと、しばらく線路に平行して大岡川の景観を見ることができる。横浜市部を流れる大岡川流域は決して風情のあるものと言い難いが、年に一度流域の桜並木が咲き誇る季節は黄金町、日の出町といった猥雑な街も華やいだ趣がある。

昨日朝、横浜から京急に乗り、学校のある金沢文庫に向かう車中、車窓からまだまだボリュームある花弁をつけた桜並木が目に飛び込んできた。川面にはびっしりと「花いかだ」が漂う。寝不足の目に眩しい桜色。

いろいろ曲折あって、新学期があけた。生きる意味、ということを考えるに、ひとつには「人に必要とされること」というのがあるのではないか。必要 とされることが生き甲斐なのだ、と思いつつ、新年度あまりブー垂れないで粛々と参りたいと思う。と、「粛々」は無理だな。僕はお喋りだから。


画像はウェブから拝借した大岡川の桜、京浜急行の赤い車両が見える。

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