2008年4月5日土曜日

パンクチュアル


パンクチュアル〔punctual〕というのは、時間をよく守る、厳守する、という意味の英単語だが、アメリカ西海岸にいたとき、彼の地の人々は割合、時間にルースなところがあり、しかし、待つことにも待たせることにも鷹揚な面も感じたものだ。

パンクチュアルという言葉はパンクチュエイト〔punctuate〕、句読点をきっちり付ける、という言葉から派生していて、きっちり、かっきり、几帳面というニュアンスがあり、まあ、いいじゃないか、人間だもの、という「みつを的人間賛歌」の理念に反する側面がありますね。

だから、英語でパンクチュアルというと、若干ネガティブな意味合いも含まれるように思う。やや非人間的ではないかと。彼の地ではパーティなどで午後6時頃においでと言われ、6時きっかりに行ったりすると誰も来てなかったりして、むしろ少し遅めに到着するのがマナーだとされる。

日本ではパンクチュアルであることは美徳と言うより、社会的常識であり、きっちり時間を守ることの大切さを小学校以来躾られ、かくして日本人は世界に冠たるパンクチュアル国民となり、例えば電車ダイヤの正確さにおいては、ラテン系諸国民から見れば神業であると思われるであろう。

ラティーノが待ち合わせを午後3時に、と言ったら、まあ、前後1時間くらいのタイムラグをカウントした方が良いでしょう。ジャマイカあたりでは午前と午後の区別くらいしかないと聞く。さすが、ジャマイカだ。待たされる方も「じゃ、ま、いいか」と思いつつ気長に待つのであろうね。

さて、かく言う僕は日本国民らしくパンクチュアルな人間であると思う。基本的に根が真面目であることもあって、人を待たせるのはとても失礼だと思う常識はある。で、実際、仕事がらみの待ち合わせ等で遅れるような失態はほとんどしたことがない。歯医者の予約時間もきっちり守ってきた。

そういう僕が昨日、遅れてはならぬ大事な待ち合わせに遅れた。遅れた原因は身も蓋もない「寝坊」である。僕のような真面目な人間が失態をやらかすのはいつも遅れてはならぬ大事な局面なのだった。まあ、平謝りで事なきを得たが、焦りました。

そうそう、猫は意外とパンクチュアルな動物です。一日の行動はかなり正確な時間によって区切られているように思う。起きる時間、餌をねだる時間、ウンチの時間、遊ぶ時間、きっちりしている。でも、区切り区切りの間は大体、惰眠を貪っているわけで、人間のように生産的ではないところが猫らしいところ。

僕は寝る時間も起きる時間も食べる時間もわりとまちまちなので、そういう意味ではパンクチュアルではないな。考えてみれば本質的にはパンクチュアルな人間ではないのかも。本質的には真面目じゃないのかも。小、中学校の時は遅刻はよくしてたっけな。


ところで、2月3月と「ぢっと手を見る日々」を送っている内に日記アップも滞りがちになり、関係者各位におかれましては、山下は大丈夫か、生きているのか、というご心配の声もちらほら聞かれ、日記というものを公にしている責任というものも感じておりました。

しかし、いつまでもぢっと手を見てばかりもいかんだろうということで、密かにデビューを果たしておりましたYouTube動画を添えて、ブログを一新、ぼちぼちと日記を再開いたします。さてさて、新年度、新学期スタート間近、桜舞う春の宵、気分もあらたに諸々頑張ろうかなと。よろしくお願い致します。


*画像の「スパゲッティ猫」は、お気に入り猫写真のひとつ。LIFE社から発行されたSmiles Backという写真集から。コメントに猫の名前はFluff、生後8週間。食われようとしてるんじゃなくて、スパゲティの鍋の中に落っこちたところをレスキューされているところです。

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