2008年4月9日水曜日

『大リーグ・フィリーズ 10,000敗』



表紙イラストを描かせて頂いた『大リーグ・フィリーズ 10,000敗』という本が出版された。著者はスポーツ・ノンフィクション作家の佐山和夫氏。版元は志學社という産声を上げたばかりの出版社、この本が出版第1冊目となる。
http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=32047799

本のサブタイトルに「"友愛の町”球団が負けても負けても愛されるわけ」とあるが、「友愛の町」とは合衆国ペンシルバニア州フィラデルフィアのこ と。PHILADELPHIAの語源が、PHIL=愛、ADELPHIA=兄弟、ということで、「友(兄弟)愛の町」として知られる。

愛は同性間でも大いに育まれ、「ゲイの町」としても有名で、そう言えばトム・ハンクスがエイズに冒されるゲイの軍人役を演じた「フィラデルフィ ア」という映画があった。スプリングスティーンの「ストリーツ・オブ・フィラデルフィア」はこの映画の挿入歌でしたね。ニール・ヤングの「フィラデルフィ ア」という美しい曲もありますね。マーク・ノップラーの「セイリング・トゥ・フィラデルフィア」という曲も。

どの曲も優しげだけどもの哀しい曲調、アメリカ人が持つフィラデルフィアに対する共通イメージなのであろうか。フィラデルフィアはアメリカ合衆国 独立の地、最初の首都であったわけで、日本で言えば京都のような位置にあるのかもしれない。僕などはフィラデルフィアと言えば「フィラデルフィア・クリー ムチーズ」を真っ先に思い起こしますが。

この本は、そのフィラデルフィアで弱小球団でありながら、長きにわたって市民に愛され続けてきた大リーグ球団・フィリーズが昨年7月、球団創設以 来10,000敗を記した試合に焦点を当てながら、「弱いのに愛される」フィリーズという球団の魅力を紹介している。以下、ウィキ(http://ja.wikipedia.org/wiki/フィラデルフィア・フィリーズ)から抜粋。
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1883年から存在するメジャーリーグ屈指の古豪であるがワールドシリーズの優勝は1980年の1回だけである。球団創設以来、1970年代後半 の黄金時代までは、ほとんどの時期を下位ですごす万年弱小球団だった。シーズン100敗は14回を数え、16シーズン連続負け越しのメジャー記録を持つ。 2007年7月15日、アメリカ・プロスポーツチームでは初となる通算10,000敗を記録した。しかし近年は上位で安定しており、2004年にシチズン ズ・バンク・パークが開場してからは、観客動員数でもメジャーの上位に名を連ねており、人気球団のひとつとなっている。
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志學社創設者であり、古くからお世話になっている編集者T氏から、「1万敗にちなんで、無数(1万個)のボールがグラウンド上に転がっている感 じ」で描いて欲しいと依頼されて、イラストを描いたわけだが、ボールの配置にいささか苦労した。つまり、自然に転がっている感じを出すのは意外に難しく、 かなり意図してボールを描き置いていったわけだが、なんとなく「セザンヌの林檎」みたいな。いや、僕などはセザンヌの端くれにも当たらないが。

グラウンドはフィリーズのホーム、「シチズンズ・バンク・パーク」を模して描いた。左上に見えるスコアボードは、実際には電光掲示になっており、こういう風には見えないが、9回裏の得点が0になっていることでフィリーズの負け試合であることがわかる遊びを描き加えた。

ちなみに114年かけて10,000敗したこの記録、負け試合数ではあらゆるプロスポーツチームで最高なのだそうだ。記録達成の翌日のニューヨー ク・タイムズの記事に「フィリーズ、1万敗、ファン、歓声でその記録達成を迎える」と見出しが踊っていたそうだ。そして、地元ファンは「威厳を持って負け 続けた」フィリーズという球団を心から愛していると。

日本では「勝ち組、負け組」などと言って、格差社会の風潮はびこる誠に嫌な時代。「勝った負けたと騒ぐじゃないよ」という歌があったが、結局、人 生はイーブンに終結すると、僕は思っているのですね。10,000勝10,000敗の人生。今負けててもそのうち取り返せるって。まあ、これは僕自身に 言ってることなのだけど。

1 件のコメント:

Oswald さんのコメント...

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